まな板の鯉、
入院が本決まりになった。
十月二日入院、九日手術、それから3~4週間の経過見。
先生は(大丈夫、任せておきなさい)と言うような眼をしている。
床ずれがはっきり重いと分ってから10ヶ月の勘定になる。
あらためて自分の体が尋常では無いのだな、と思う。
「手術をしないで治すには1年~1年半通院しなきゃ
ならないけど、傷口は順調に改善回復してますよ」
話を聞いていて、おかしいことに自分自身よりも自分の
身体は一生懸命生きようと、元に戻ろうと頑張っている
ように感じ見えてくる。連絡の途絶えた自分の身体は
私に内緒で快復の道を全力で探っているらしい。
そうとわかれば私の心だってそれに応えない訳には
いかないじゃないか。
とは言っても私はまな板の鯉でいるしかないのだけど!
でも、心と体の連絡の通じない間柄でも同じ方を
向いて同調して進んでいけるのだな、と今日は感じる事が
出来ているような気がする。
1ヵ月後、もっと強く感じている自分がいてくれるといいのだが。



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